紅茶と言えば、「アフタヌーンティー」に代表される、「イギリス」というイメージがあります。でも、そもそもこの飲みもの、中国からヨーロッパへ伝えられた、アジア原産のもの。中国で作られていた茶葉が、16世紀の初め頃から、シルクロードや海路を通じ、ポルトガルやオランダ、そしてイギリスへと伝わりました。
19世紀に紅茶に大きな変化が訪れます。それは、イギリスの冒険家が、中国にしかないと思われていた茶樹をインドのアッサム地方で発見したことに始まります。こうしてイギリスでは、自国の植民地で自生する茶樹のおかげで、紅茶がたくさん消費されるようになりました。
紅茶は、暖かい気温と豊富な水を必要とし、赤道を中心に、北緯45度、南緯35度までの「ティーベルト」と呼ばれる地域で作られます。アッサム種が自生できるのは、北緯29度まで。インドのアッサム地方は北緯26度で、実は日本にもここと同じ緯度の県があります。それが、沖縄。
アッサム種栽培に最良の条件を備えている沖縄で、2000年より紅茶の栽培をはじめたのが、沖縄ティーファクトリー。沖縄ティーファクトリーが販売する「琉球紅茶」は、無農薬、有機栽培で育てられ、沖縄の自然の恵みをいっぱいに浴びた茶葉を使っています。今では全国から多くのファンが通販を利用しているそうです。一口飲めば、香り豊かでやさしい味わいが広がります。朝食に、午後のティータイムに、琉球紅茶でほっと一息ついてくださいね。
◇ 沖縄ティーファクトリー
〜肌を育てる〜 Laboからの一言
日本ではお茶というと緑茶が親しまれていますが、世界中ではお茶の全生産の7割以上を紅茶が占めています。紅茶、ウーロン茶、緑茶は、ともに同じツバキ科の茶樹から作られています。加工方法の違いによって求める成分に差異が生じ、目的に応じた種類の違う茶畑から茶葉を採取することで、様々な種類のお茶が作られているのです。酸化酵素の働きを利用し、全発酵させたものが紅茶、半発酵がウーロン茶、そして発酵させないものが緑茶です。紅茶に求められる成分はタンニン、緑茶はアミノ酸です。
イギリスでも、当初、紅茶は中国からの万能薬として紹介されるほど、体に良い飲みものとして伝えられてきました。今日では、殺菌作用や消臭効果、そして、抗酸化物質を手軽に取り入れることができる飲み物として注目されています。
紅茶含まれるポリフェノールの1種は、フラボノイドという分類で、カテキンやカテキンの酸化過程で生成される、テアフラビンなどの複雑なフラボノイドへと変化します。このテアフラビンが紅茶特有の色と風味を出しています。抗酸化物質は体内に入ると血中濃度が上がり、抗酸化力が強くなりますが、しばらくすると消えてしまいます。日本の26倍も紅茶を消費するイギリスには、目覚めから就寝まで、紅茶を飲む習慣があります。こまめに紅茶を飲んで、心と体をリフレッシュさせましょう。